• 獣医師の成長 その3
    今回はCT検査のお話をしていますが、手術にしても、そもそも診察にしても、最初の実践に何を選ぶか悩ましい問題です。CT検査に関して言うと、私個人の意見ではありますが、最初の実践として、門脈体循環シャントを疑う場合か、脾臓腫瘤の精査を行う場合か、そのあたりが妥当ではないかと思います。門脈シャントの場合には、「異常な血管の有無」を手順に沿って検索します。手順が決まっているので、ミスが少ないように思います。脾... 続きを読む
  • 獣医師の成長 その2
    今回の検査は、ワンちゃんの門脈体循環シャントの検査のようです。検査の手順も決まっているし、読影で見るポイントも決まっているので、がんばれっ!今回の検査なら、検査範囲は腹部のみ。造影もする必要があります。まずは、全身麻酔を安定させて、検査になります。呼吸を停止して撮影する必要があるぞ!検査の手順で頭がいっぱいになりそうだけど、まずは、麻酔管理だ!... 続きを読む
  • 獣医師の成長 その1
    ある程度の入院業務や外来診察、麻酔管理や手術と経験し、覚えていくことは多くあります。さて、CT検査を習得しようとしている獣医師がいますよ。CT検査を行うには、①撮影計画②撮影③読影④評価⑤飼い主さんへの説明または、検査依頼病院への報告の五つの項目を取得する必要があります。病院内で勉強会も行います。宿題を出したりもします。でも、実践は違うようです。先輩獣医師が後ろについてフォローします。撮影計画はバッチリな... 続きを読む
  • 獣医師の教育 その8
    「〇〇はどうだった?」診察の相談を受ける場合に、「主訴(飼い主さんの訴え)から、 この検査をして、こう考えるのですが・・・」という流れになる。その時に、「〇〇はどうだった?」「〇〇は確認した?」と、疑う疾患に関しての、稟告の取り方を指摘します。最初のうちは、「そこは確認していません。」「聞いていません。」という返答が返ってくることが多い。飼い主さんに聞いてくるように指導します。飼い主さんから話を聞... 続きを読む
  • 獣医師の教育 その7
    「全部の症例に対応する方法をえらぼうよ」先日、後輩が処置をしていたので、「その方法じゃなくて、こうした方がいいよ」と言ったところ、「前にこの方法で良くなったんです」と言われたんです。10頭中6頭を治せる治療よりも、少なくとも10頭中9頭を治せる治療をするべきです。... 続きを読む

プロフィール

ダクとりくん

Author:ダクとりくん
ダクタリ動物病院京都医療センターのスタッフによるブログです。
公式キャラクターのダクとりくんが病院の様子や飼い主さまに役立つ情報を発信します。
口癖は、語尾に「~たり」と言ってしまうこと。
誕生日は、2016年11月5日と判明した。
申年ということになる。
HumanとAnimalとNatureをBondすることを使命とする。

ブログが病院HPに移行した後も、独自のブログをあげていくことを決意。
より気軽な内容で、つぶやいていくことに・・・。

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