• 偶発所見 その4
    この偶発所見もあるあるです。「つ」の字に見える脾臓の中に、白い丸い影。脾結節と呼ばれるものです。この段階では、そもそも腫瘍なのか、腫瘍じゃないのか判断できません。たまたま見つかったこの1cmにも満たない塊。治療には脾臓を取ってしまう必要がはたしてあるのか?経過をみていていいものか?そんなこんなで最終的に、脾臓を取ってしまうのか?... 続きを読む
  • 職場以外での生活
    私たち獣医師は、各々、学会と呼ばれるものに入会していて、たまに学会の大会に参加しています。大学の先生や専門医と呼ばれる先生の最新の知見を学んだり、全国の先生の症例発表を聞いたり、たまに発表したりもしますが、とにかく勉強をしています。最近は、例のコロナの関係で、大人数が集まることが問題視されていることもあり、学会の開催が中止、もしくはwebで開催されています。先日もこんな感じで、PCの画面を前に学会に参... 続きを読む
  • 百聞は一見に如かず その1
    CT検査の有用性の一つに、「視覚に訴える」があります。獣医師が検査上得ている情報を飼い主さんにどれだけ理解してもらうかが重要な時があります。言葉で説明するよりも見てもらう方が早い!例えば・・・これは、腎臓のCT画像です。普通、腎臓は左と右にありますが、ほぼ大きさは変わりません。「左の腎臓が小さくなっていて、右の腎臓の半分しかありません」これでも伝わるかもしれませんが、家で家族に話す頃には、「左の腎臓が... 続きを読む
  • 脾臓が破裂しそう・・・
    これは、お腹のCT画像で、脾臓を中心に映しています。白っぽく見える脾臓の中に、赤の矢印で示した黒っぽくなっているのが、血腫です。脾臓の中に、血液が溜まってきて焼き餅のようにぷくーっと膨らんでいます(右下に向かって)。いつ破裂してもおかしくありません。というか、過去に破れた形跡もあります。お腹に血液が溜まることを血腹といいますが、イヌの血腹のほとんどは肝臓の腫瘤もしくは脾臓の腫瘤が原因と言われています... 続きを読む
  • 100件
    昨年のCT撮影件数が約120件でした。3日に1件のペースで撮影していたことになります。今年は、なんと本日の撮影予定で100件目になります。特に、今週はほぼ毎日撮影していました。最近は、特にCT撮影を近隣の動物病院からご紹介いただくことが増えたように思います。少しでも、的確な診断に結び付くために、確実な手術ができるように、CTを含め精進したいと思います。それにしても、暑い!CT室はめちゃくちゃ涼しい!... 続きを読む
  • CTの検査結果は当日に
    これはワンちゃん仰向けで、頭が上になります。皮膚が透けて、内臓が見えています。手前から断面にしていきます。さらに断面です。緑で囲った、黄色い塊が、肝臓にできた腫瘍です。結構大きいし、手術は難しそうです。これは、手術が可能か判断するために撮ったCTです。手術の判断も含めて、CTの検査結果は、当日に出すようにしています。... 続きを読む
  • CT検査は、麻酔が必要?
    私たちの病院でCT検査を行う場合基本的に全身麻酔をかけます。無麻酔CTという方法もありますが、麻酔をかけた方が、動物を確実に動かなくすることができ、呼吸停止をすることができ、きれいな画像を得ることができます。ただ、私たちの病院でも麻酔をかけないでCTを撮る場合もあります。例えば、今回のネコちゃんは麻酔リスクがすごく高く、それでも何とかCTで診断できないかと考えました。呼吸で、ぶれてはいますが、尿管をなんと... 続きを読む
  • 動物看護師を募集しています
    動物看護師も募集しているたり。福利厚生、もちろんしっかりしているたり。労働条件は、前回の「獣医師募集」を見て欲しいたり。特に、結婚・出産しても続けやすい職場たり。現に、結婚・出産してからも続けて働いているスタッフは多いたり。保育所の補助もあるたり。「子供手当」もあるたり。動物を飼っていて、病院で検査・治療する場合、補助があるたり。新卒の方も、「違う病院で働いてみよっかなー」の方も見学に来てほしいた... 続きを読む
  • 獣医師を募集しています
    私たちの病院では、獣医師を募集しているたり。アピールをするたり。残業代は、1分計算で、支給されるたり。変形労働制をとっていて、1か月あたりの法定労働時間に従って、勤務時間が決まっているたり。だから、週休2日では足りなくて、週休2~3日あるたり。有給休暇もあるし、取れるたり。休日出勤なんて、ないたり。結婚・出産後も続けやすい職場たり。さらに続けやすいように、努力しているたり。詳しくは、HPを見て欲しい... 続きを読む
  • 偶発所見 その3
    これは、肝臓の断面です。中央の白いところが、肝臓です。その周囲の黒いところは、肺です。その肝臓の中に、黒く見える何かがあります。腫瘍かもしれません。液体が溜まっているだけかもしれません。これは、CT検査前に超音波検査で見つけることができます。超音波検査をしていなかった場合、偶発的に見つかることになります。... 続きを読む

プロフィール

ダクとりくん

Author:ダクとりくん
ダクタリ動物病院京都医療センターのスタッフによるブログです。
公式キャラクターのダクとりくんが病院の様子や飼い主さまに役立つ情報を発信します。
口癖は、語尾に「~たり」と言ってしまうこと。
誕生日は、2016年11月5日と判明した。
申年ということになる。
HumanとAnimalとNatureをBondすることを使命とする。

ブログが病院HPに移行した後も、独自のブログをあげていくことを決意。
より気軽な内容で、つぶやいていくことに・・・。

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