• 犬の肝臓の腫瘍 その1
    犬の肝臓に腫瘍ができることは、それほど珍しいことではありません。腫瘍といっても、もちろん良性もあれば、悪性もあります。悪性腫瘍といっても、肝細胞癌とか血管肉腫とか肥満細胞腫とかとかいろんな種類があります。その種類によって、治療法も変わるし、予後(今後どうなっていくか)も大きく変わります。今回は、肝臓の腫瘍を疑った犬に、CT検査を行った画像をいくつか紹介します。肝臓の腫瘍は、病理検査といって、腫瘍の全... 続きを読む
  • キャットリボン運動に賛同しています
    キャットリボンって知っていますか?乳がんで苦しむ猫をゼロにする。運動です。自宅での乳腺のチェックや、しこりを見つけたときの対処法。動物病院では、手術の際に、どこまでを切除するか。等。詳しくは、HPをチェックしてみてください。キャットリボン運動公式HP | 乳がんで苦しむ猫をゼロにする。 (catribbon.jp)... 続きを読む
  • ウサギの歯根部膿瘍
    ウサギって歯に関係する病気が多いようです。これは、ウサギの顔のCT画像です。上の方に、眼球が二つありますね。下の方が顎になります。ほら、オレンジで囲ったところを見てください。白い骨が溶けて、ぷくっと丸く膨らんで、腫れています。これ、おそらく、歯の根元が膿んでしまって、腫れているようなのです。こちらが、腫れていない方の横顔です。こっちが腫れている方です。青の矢印のところ。骨が、ぼこぼこしているでしょ。... 続きを読む
  • 看護師の見学に学生が来ています
    動物病院では、獣医師不足、看護師不足が常態化しています。私たちの動物病院も例外ではありません。それでも、最近は、看護師の見学に学生が多く来てくれます。とは言っても、いろいろ動物病院を見て回っているようなので、就職を希望してくれるかは未定なのですが。男性の学生さんが見学に来ています。実際に看護師の後に付いて、業務内容を見てもらっています。動物看護師は、女性が大多数です。それでも男性はいますが、ある専... 続きを読む
  • 内視鏡検査
    内視鏡、昔は「胃カメラ」なんて言いましたが。私たちの病院でも、検査や治療で利用します。全身麻酔は必須ですが、胃の中や、十二指腸、結腸の検査には有効でしょう。内視鏡は検査以外にも、誤食(食べてはいけないものを食べてしまった)があった時に、胃の中にあるプラスチックの何かや、布製の何かを取り出すのに活躍することもあります。内視鏡で胃の中にある異物(プラスチックや布や糸やおもちゃやいろいろ)を取り出すのに... 続きを読む
  • 骨盤骨折をそのままにしておくと・・・
    骨盤骨折は、交通事故で引き起こされることが多いように、感じます。折れ方は様々です。手術せずに経過をみる例もあるようですが・・・。これは、骨盤骨折があり、手術をしないで様子をみてしまっていたネコちゃんの骨盤です。右が折れているのですが、そのまま時間が経ってしまい、折れたまま、固定されてしまっています。骨盤は、通常「四角」い構造を持ちます。オレンジで四角く書いたような形です。このネコちゃんは、骨盤の右... 続きを読む
  • 鼻つまり、鼻血を放っておくと・・・ その2
    右眼(青矢印)に比べて、左眼(黄色矢印)が上に押されています。オレンジ丸のところが腫れているのです。顔の下にある、骨をみてみましょう。そのまま、骨を見てみましょう。オレンジ丸の下には、オレンジ✡のように骨が溶けていました。横から見ると、こんな感じです。このネコちゃんは、鼻にできた「がん」が進行して、鼻の周りの顔の骨を溶かしていたのです。ネコの鼻つまりや鼻血の原因は、様々ですが、「がん」が隠れていた... 続きを読む
  • 今日はCT検査が3件ありました
    私たちの病院は、画像診断だけを専門にしているわけではありません。そんな中、本日はCT検査が3件ありました。一日に3件は、なかなか多い件数なのです。麻酔前の検査をして、麻酔の準備をして、CT撮影計画をたてて、いざ、麻酔をかけて検査をする。場合によっては生検も行う。麻酔の覚醒をしっかり管理して、画像を読影して、説明用の資料として作成する。飼い主さんに説明する。必要であれば今後の手術予定をたてる。1日3件、この... 続きを読む
  • 勉強会と送別会と
    昨日、病院内で勉強会を行いました。またまたCTの勉強会でした。最近は、送別会や歓迎会も敬遠されるのが現状です。昨年は、私たちの病院でも送別会や歓迎会は行いませんでした。今年も、そうなりそうです。仕方がないですが、それでも一緒に働いたスタッフとの別れに、何もないのは、いささか寂しく、悲しい気持ちになります。せめてもと、勉強会の終わりに、簡単なお別れ会(学校行事みたいな響)を行いました。本当に、簡単な。... 続きを読む
  • 鼻つまり、鼻血を放っておくと・・・ その1
    ネコでいわゆる「ネコカゼ」っていうものがあります。だいたいは、ヘルペスウイルスが関係していたりして、クシャミ、鼻水、鼻つまりなんかの症状があります。さて、ネコがクシャミをしたり、鼻つまりがありそうでも、全部が「ネコカゼ」ではありません。もちろん「ネコカゼ」でもこじらせると、大変なことになる時もあります。ちなみに「ネコカゼ」って言っても、私たちが「風邪を引いた」の「カゼ」とは違います。ただ、症状が似... 続きを読む

プロフィール

ダクとりくん

Author:ダクとりくん
ダクタリ動物病院京都医療センターのスタッフによるブログです。
公式キャラクターのダクとりくんが病院の様子や飼い主さまに役立つ情報を発信します。
口癖は、語尾に「~たり」と言ってしまうこと。
誕生日は、2016年11月5日と判明した。
申年ということになる。
HumanとAnimalとNatureをBondすることを使命とする。

ブログが病院HPに移行した後も、独自のブログをあげていくことを決意。
より気軽な内容で、つぶやいていくことに・・・。

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