「手術代はいくらですか?」
この質問は要注意だ。
その1、どこまで含む金額なのか
実際に手術をするとなると、
診察料、手術前の検査料、点滴料、麻酔料、痛み止め等の薬代、手術の技術料(別途材料費がかかることも)、入院代 等々
いくつかの項目に分かれた料金が発生します。
動物病院のHPに書かれている料金では、これらの合計金額が書かれている場合もありますが、
いわゆる「手術の技術料」のみの金額が掲載されている場合も多いようです。
手術前の検査を事前に行う場合もあります。
その場合には、当然手術当日の合計金額は安くなります。
その2、手術の技術料は症例によって変わる
去勢手術や避妊手術などは、術式が一様で、
体重によって技術料が変わるくらいだろう。
例えば、骨折の整復手術はどうだろうか。
骨折部位(どこの骨が折れたか)、どのような折れ方か、単純な骨折か、等によって
手術の難易度は変わり、とうぜん技術料も変わるでしょう。
また、骨折整復用のプレート(金属の板)を使用するかしないか、
使用するとして、プレートの種類によって値段が変わります。
手術名は同じでも、価格は大きく変わることもあるのです。
その3、安い方の価格を頼りにする傾向がある
手術費用は、内容によって大きく変わることがあるため、
費用を伝える際に、「○○円から△△円の間でしょう。」と伝えたとしたら、
○○円の方だけが印象に残り、
実際に△△円になった場合、
「聞いていた値段と違う。そんなに高いとは聞いていない。」
となる場合があるのです。
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